外来リハビリテーションの特色
就労支援について
主に脳血管疾患の方が対象になりますが、仕事復帰を目標にされている方に対し、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がその方の仕事内容に必要な技能について、身体機能面と精神機能面の両側面よりアプローチを行っています。また、社会生活を送る上では、生活リズムや会社の人との適応が必要になります。生活リズムの調整に関する助言や、会社とのやりとりのポイントの助言などを行っております。
必要に応じて、より専門的に就労支援を行っている関連機関への情報提供も行っております。

集団コミュニケーション療法について
2019年3月より当クリニックでは、言語聴覚士1名に対し患者さん3名程度を1グループとして集団コミュニケーション療法を実施しております。
集団コミュニケーション療法では、複数人で訓練を行うことで高次脳機能面の改善効果がみられるといわれます。また、同じ後遺症をもった患者さん同士がお互い顔を合わせて話をしたり相手の話を聴いたりすることで、同じ悩みを共有して同じ境遇の仲間を作ることができます。仲間同士の会話の中で、生活上の工夫を知ることもでき、社会性や意欲の向上もみらるれことが期待されます。
自宅から通院している多くの患者さんは、他の患者さんと出会う機会も少なく、言語聴覚士や家族など限られた人とのやりとりが多いようです。実際に参加された方より『楽しかった』『またやって欲しい』『みなさんいい人で良かった』などの感想が聞かれています。
※新型コロナウイルス感染症予防のため、現在は休止させていただいております。
※患者様より掲載許可を頂いております。

インソール(足底板)について
当院では外来リハビリを利用している患者さんに限り、インソール作製を行っております。インソールとは靴の中敷きのことで、中敷きに凹凸をつけて悪い動きを良い動きへと変化させていくことを目的としています。
既製パッドで作製するセミオーダーメイド、足部の形状などから作製を行っていく完全オーダーメイドの2種類から選ぶことが可能です。
効果としては①歩きを良い動きに変化させる、②痛みの軽減を図る ③外反母趾や変形性関節症の予防 ④パフォーマンス向上などが挙げられます。

パッドやテーピングを用いて姿勢を評価した後、その評価に合わせて足底板を作製していきます。
また必要に応じて良い靴選びや履き方の指導も適宜行っていきます。
まずはお気軽にご相談ください。
※理学療法を行っている方が対象です。
《適応》
- 股関節疾患
- 膝関節疾患
- 足関節疾患
- 下肢の外傷
- 脳血管疾患 等
顔面神経麻痺に対してのリハビリテーションについて

直近3年間で約60名の患者さんの治療を行っています。

顔面神経麻痺が起きることで、表情や食事の仕方の大きな変化が生まれ、人前に出ることが困難になる方々も少なくありません。患者さんの日々の悩みを相談する場としての利用や、自主トレ方法の指導を行っています。
